イベントタイトル 特別ウェビナー:欧州における再エネ拡大と地域事情 
 地域で再エネを進めるための再エネ推進 EUのエネルギーコミュニティ
日時2024年10月04日(金)14:00〜16:00
会場オンライン(Zoom)
対象どなたでも
参加費無料
定員500名
開催団体気候ネットワーク
備考同時通訳有り(英語-日本語)
本ウェビナーは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金助成金2024を受けて実施しております。

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イベント趣旨

 危険な気候を回避するために、再生可能エネルギーの導入を急がなければなりません。それは同時に、地域の持続可能な発展に資するよう、地域のために取り組まれることが不可欠です。

 スペインでは2023年で既に、再生可能エネルギーが電力消費量の55%を占めていますが、再エネ施設が地域で「迷惑施設」と受け止められることがあり、地域住民の参加と受容性を高めるために、事業者や自治体の試行錯誤が続けられています。欧州では、これまで紹介されてきた地域における中間支援組織作りに加えて、2018年の再生可能エネルギー指令の改正で、市民が共同でエネルギーを作り、分かち合い、販売するための「エネルギーコミュニティ」が位置づけられ、加盟国に、こうした団体が十分に活動できるような環境を整えることが義務付けられ、広がってきています。地域コミュニティは住民、自治体、中小事業者などで構成され、情報公開と地域住民の参加を進め、関係者や地元地域に環境的、経済的又は社会共同体的な利益をもたらすことを目的としています。地域社会の再生可能エネルギーへの関心が高まるなか、大規模事業者も計画策定段階から地域社会との対話重視への変化もみられるようです。

 スペインの地域再エネ事業に詳しいホルヘ・フェルナンデス・ゴメス氏(スペイン・デウスト大学)の来日にあわせて、EU、スペインの地域社会における再エネ事情を紹介いただくウエビナーを企画しました。同時通訳にて実施いたします。どうぞ、ご参加ください。

プログラム

1.再生可能エネルギーの社会的受容性に求められるもの―EU/スペイン事情

  ホルヘ・フェルナンデス・ゴメス氏(スペイン・デウスト大学オーケストラ・バスク競争力研究所上席研究員)【資料

2.地域再エネ事業への地域社会の参加と受容性―日本の現状と課題

  豊田陽介  (気候ネットワーク上席研究員 )【資料

3.質疑応答・ディスカッション

  コーディネーター:浅岡美恵(気候ネットワーク代表)

講師プロフィール

ホルヘ・フェルナンデス・ゴメス(スペイン・デウスト大学オーケストラ・バスク競争力研究所上席研究員)
 2018年3月より、オーケストラ・バスク競争力研究所(デウスト大学・デウスト財団)の上席研究員兼エネルギー・環境ラボコーディネーターを務める。現在、本研究所でエネルギー転換および経済・産業部門の脱炭素化、スマートグリッド、エネルギー課税およびグリーンファイナンス、サステナブル・モビリティ(持続可能な移動手段)、エネルギー市場、エネルギー効率、エネルギー貯蔵、エネルギー部門及び経済全体の持続可能性、再生可能エネルギーの導入、循環経済などの研究に取り組んでいる。
 本研究所への入所以前は、 Iberian Gas Hubプロジェクト(イベリア半島における天然ガスハブ開発)で、6年間テクニカルディレクターを務めた。また、エネルギー市場、エネルギー取引、リスクマネジメント、価格や需要等のエネルギー予測やそのモデリングなどを専門とするコンサルティング会社の Intermoney Energía では、8年間アソシエイト・ディレクターを務めた。それ以前は、エネルギー規制やリスクマネジメント、エネルギー市場やエネルギー買取価格の設計などを専門としてNERAエコノミックコンサルティングで6年間コンサルタント業務に従事した経験も有する。学術誌やエネルギー業界の専門誌等の記事を執筆し、大学院修士課程の講師として教鞭をとり、エネルギー部門の会合及びイベント等において登壇するなど、幅広く活躍している。

特定非営利活動法人 気候ネットワーク

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