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イベントタイトル | 【欧州調査報告会】脱炭素地域づくりを支える人材 第2回「欧州と日本の参加の仕組み〜市民・若者参加〜」 |
日時 | 2025年3月19日(水)19:00〜20:30 |
開催形式 | オンライン(Zoom) |
対象 | どなたでも歓迎 |
参加費 | 無料 |
定員 | 500名 |
主催 | 気候ネットワーク |
備考 | ※このウェビナーは、2024年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。 |
イベント趣旨
脱炭素地域づくりを進めるうえで、日本では人材・体制、ノウハウ、専門知識の不足が大きな課題となっています。現在日本国内においては2050年ゼロを実現するためにゼロカーボンシティ宣言や脱炭素先行地域の取り組みが始まっており、それらの担い手となる人材の育成が急務となっています。
一方気候ネットワークメンバーも参加する研究グループ(代表:的場信敬・龍谷大学)では過去 10 年間にわたり、100を超える国内外の先進事例を訪問・調査してきました。特にこの3年間は脱炭素地域づくりを支える人材と組織、それを支える制度などに特に焦点を当て、日欧の多くの先進事例から学び、実際の人材に共通する特徴や必要とされるスキル、その獲得方法や教育方法、さらには市⺠が脱炭素地域づくりを支える人材となるために有効なイベントやプログラム、継続教育のあり方などについて整理してきました。
そこで本ウェビナーでは、この研究成果の報告として、日欧の比較から、特に日本がこれから持続可能な脱炭素地域づくりを進めていく際に必要となる人材の特徴と、その育成や活躍を支える制度・しくみについて紹介・提言を行うことで、日本における脱炭素地域づくりの推進に寄与していくことを期待します。
参考
本研究グループのメンバーは、過去 10 年間にわたり、100 を超える国内外の先進事例を訪問・調査し、その成果としてこれまでに2冊の書籍を出版してきた。これらに加えて新たに3冊目となる書籍を出版する予定である。
『エネルギー・ガバナンス:地域の政策・事業を支える社会的基盤』
『エネルギー自立と持続可能な地域づくり:環境先進国オーストリアに学ぶ』
『脱炭素地域づくりを支える人材:日欧の実践から学ぶ』【2025年2月末発行】
プログラム(予定)
第2回は若者の気候変動問題をはじめとした社会問題への関心や関わりを高めていくための取り組みとして、オーストリアの自治体の政策形成や地域プロジェクトに関わることを支える制度・政策の特徴、および若者参加の成果や課題について紹介します。また、脱炭素分野におけるキャパシティ・ビルディングとして、市⺠が脱炭素地域づくりを支える人材となるきっかけづくりを提供するイベントやプログラム、継続教育といった日欧の事例についても紹介します。
登壇者
「市民のキャパシティ・ビルディング:参加型会議と継続教育」
的場信敬さん(龍谷大学政策学部)
「子ども・若者の政治参加と地域づくり」
石倉研さん(龍谷大学政策学部)