2024年9月18日
特定非営利活動法人 気候ネットワーク
代表 浅岡 美恵

個人の署名はこちらから>https://chng.it/dnjCThjHXV
団体賛同はこちらから>https://forms.gle/Teai8EsY1svPmYa86

経済産業省は、原発の新増設を進めるため、建設費などを電気料金に上乗せできるようにする新制度の導入を検討しています。これは、本来、発電事業者や投資家が負うべきコストやリスクを一般の市民に広く負わせるものです。

背景には、原発建設や維持には莫大なコストがかかることがあげられます。今や原発建設費用は数兆円にのぼります。

従来から、原子力産業には多額の支援が行われてきています。原発の立地自治体や核のごみ文献調査受け入れ自治体などへの交付金はもとより、本来であれば東電が負うべき福島第一原発事故の賠償金や事故処理費用についても、複雑な仕組みを使って、公的資金や私たちの電気料金が流し込まれています。「長期脱炭素電源オークション」では、新設原発の建設費や維持費を消費者が負担させられることになりました。さらに最近の制度改正では、既設原発に投じた安全対策費も対象に含まれることになりました。この上、さらに私たちのお金を原発建設に投じるのでしょうか?

反対署名が立ち上がりました。気候ネットワークも呼びかけ団体に加わっています。みなさまのお力が必要です。ぜひ署名&拡散にご協力ください。

✓原発の建設費は急上昇。今や1基数兆円にのぼる例もあり、建設期間も長期化。発電コストは再エネよりはるかに高い。
✓政府は原発の建設費用を、稼働・発電前から電気代に上乗せできる新制度(RABモデル)を入れようとしている。
✓今でも、原発や火力発電には電気代だけでなく、多額の公的資金が投入されている。それでも足りないと発電事業者や投資家が要求。
✓発電事業者や投資家の利益を安定化させて原発新設を進めるために、電気代の上昇などコストやリスクが国民負担となる。結果的に温暖化対策も邪魔して遅らせる。このような制度はいらない。

呼びかけ人(50音順)

  • 浅岡美恵(気候ネットワーク代表)
  • 明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター・環境科学研究科教授)(発起人)
  • 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所代表)
  • 大石光伸(東海第2原発運転差止訴訟原告団共同代表)
  • 大島堅一(龍谷大学政策学部教授、原子力市民委員会座長)
  • 鈴木達治郎(長崎大学核兵器廃絶研究センター教授)
  • 竹村英明(市民電力連絡会理事長)
  • 松久保肇(原子力資料情報室事務局長)
  • 満田夏花(FoE Japan事務局長)

呼びかけ団体(50音順)

  • 350.org Japan
  • FoE Japan
  • 環境エネルギー政策研究所
  • 気候ネットワーク
  • グリーンピース・ジャパン
  • 原子力市民委員会
  • 原子力資料情報室
  • 市民電力連絡会
  • 生活クラブエネルギー事業連合
  • 日本環境会議
  • 日本消費者連盟
  • ワタシのミライ

お問い合わせ

本署名についてのお問い合わせは以下よりお願いいたします。

特定非営利活動法人 気候ネットワーク

(京都事務所)〒604-8124 京都市中京区帯屋町574番地高倉ビル305号(→アクセス
(東京事務所)〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目12番2号藤森ビル6B(→アクセス
075-254-1011 075-254-1012 (ともに京都事務所) https://kikonet.org