気候ネットワークは、2019年6月、ポジションペーパー「CO2回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい -コスト・技術の両面から、気候変動対策の柱にはなり得ない」を発表した。

「パリ協定」に基づく1.5℃目標の達成のために、可及的速やかな脱炭素社会への移行が求められている。日本政府は2019年6月、石炭火力の推進を継続する一方で、CO2の回収・利用・貯留(CCUS)を気候変動政策として重視した「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(以下「長期戦略」とする)を打ち出した。CCUSとは、火力発電所等から排ガス中の二酸化炭素(CO2)を分離回収(Capture)し、利用(Usage)または貯留(Storage)する技術を指す。本ペーパーは、CCUSに対する評価、技術的面での課題、実用性への障壁、有効性への疑問について明らかにし、日本における長期戦略のCCUSの位置付けの議論に一石を投じるものである。

ポジションペーパー

ポジションペーパー CO2回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい

2019年6月発行 A4版4ページ

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気候ネットワークポジションペーパー発表~CO2回収・利用・貯留(CCUS)への期待は危うい~

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