【プレスリリース】
GENESIS松島計画の情報発信プラットフォーム
ACT松島のHPが公開
2022年9月6日
特定非営利活動法人気候ネットワーク
9月5日、気候ネットワークは、350 New ENEration、Fridays for future Nagasaki、ゼロエミッションを実現する会とともに、ACT松島のHPを開設・公開しました。ACT松島は、気候危機回避の観点から、問題意識を共有する団体で構成し、GENESIS松島計画の問題を多くの市民と考えていくための情報発信プラットフォームとしてHP(https://act-matsushima.jp/)を開設したものです。
GENESIS松島計画は、電源開発株式会社(J-POWER)が、長崎県西海市の運転年数が40 年以上*にもなる旧式の石炭火力発電所である松島火力発電所の2号機において、石炭をガス化する発電設備を付け加え、効率をわずかながら改善し、その利用を継続しようという計画です。松島火力発電所は超臨界圧(SC)と言われる発電効率の低い発電所で、本来であれば、すぐにでも廃止すべき老朽火力発電所です。GENESIS松島計画が実現すれば、運転開始から40年以上稼働を続けてきた老朽石炭火力発電所が、将来に渡ってさらに膨大なCO2を排出し続けることになります。
*1 号機(50 万kW)が1981 年1 月に運転開始、2 号機(50 万kW)が 同年6月に運転開始。
気候危機を回避するためには、老朽化した火力発電所からの温室効果ガスのさらなる排出を許容する余裕は、全くありません。昨年のCOP26では、石炭火力のフェーズダウン(段階的削減)が合意されました。また、今年のG7サミットの合意文書でも石炭火力のフェーズアウト(段階的廃止)の加速が盛り込まれ、日本も合意しています。GENESIS松島計画を進めることは、こうした脱石炭の動きに対して逆行するものです。
今後、GENESIS松島計画を容認することで、老朽火力を延命させるような計画が、他の火力発電所でも起こる可能性もあります。これでは、日本の脱石炭が遠のいていくばかりで、石炭火力の延命を止める必要があります。
現在、GENESIS松島計画は、環境影響評価方法書段階にあり、10月17日まで意見募集を行っています。ACT松島においては、意見募集が実施されていることやこの計画の問題点について、多くの市民に発信を始めます。手始めとしてACT松島では意見提出のサポートを行っておりますので詳細はこちらをご覧ください。
https://act-matsushima.jp/eia/
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【プレスリリース】GENESIS松島計画の情報発信プラットフォーム ACT松島のHPが公開(2022月9月6日)
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