2018年4月30日から5月10日にかけて、ドイツのボンで国連気候変動交渉会議が開催されました。実施に関する補助機関会合、科学上および技術上の助言に関する補助機関会合、パリ協定の実施に関する特別作業部会といった会議体で、パリ協定を実施するための詳細ルール(いわゆる「ルールブック」)の議論や、世界の温暖化対策の進捗をチェックする「タラノア対話」が行われました。
会議場通信Kiko
温暖化問題の国際交渉の状況を伝えるための会期内、会場からの通信を発表しています。
会議場通信Kiko SB48通信 No.2
- ボンからバンコク、カトヴィツェへ
- まずは選択肢を整理
- 差異化のバランス
- 「5年間」でいこう!(5/2 eco抄訳)
- タラノア対話、大成功!?次の課題は目標引き上げの実現
- そもそも「タラノア対話」って?
- 「促進的対話」を「タラノア」方式で
- 目標引き上げ、対策の拡大を促進
- 各国、各地域のタラノア対話を
- 新分析:各国の気候行動:前進する国、後退する国、石炭の座礁資産リスク
- 石炭火力発電を推進している国
- 脱石炭を決めたが、さらなる取り組みが必要な国
- 政府は石炭火力に積極的だが、実際には再エネが広がっている国
- 日本:石炭に懸念。環境省と経済産業省は対立
- 野心的な長期戦略による1.5°C目標の達成を大急ぎで!(5/2 eco抄訳)
- 各国政府の交渉官、気候変動目標・対策の「ステップアップ」をアピール
会議場通信Kiko SB48通信 No.1
- ボン会議開幕。注目点は、パリ協定ルールブックとタラノア対話
- パリ症候群の原因・症状・治療方針:2018年を成功に導くために(4/30 eco抄訳)
- 親愛なる政府代表団各位
- A) 交渉テキストに明確な選択肢を
- B) エネルギー増幅!タラノア対話
- C) 今すぐに困難な問題に立ち向かおう
- D) 必要なときには人の助けを借りよう
- 親愛なる政府代表団各位
- ボンから見えてくる、日本のエネルギー政策の七不思議
- 不思議その1.パリ協定にどう沿うの?
- 不思議その2.原子力発電、まだやるの?
- 不思議その3.石炭火力発電、まだ続ける?
- 不思議その4.再エネ普及、やる気ある?
- 不思議その5.省エネをどう強化?
- 不思議その6. 未だに途上国向け石炭火力発電所を支援?
- 不思議その7. どうしたら市民の声が反映される?
- 33は魔法の数字:京都議定書ドーハ改正の批准を(4/30 eco抄訳)
閉幕プレスリリース
【プレスリリース】パリ協定のルール:ボンからバンコク、COP24カトヴィツェへ 「タラノア対話」で2050年長期戦略・2030年目標のステップ・アップを(2018/5/10)
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