<緊急声明>
第一生命の海外石炭火力発電プロジェクトファイナンス撤退決定を環境NGOが歓迎
~日本の金融機関として初~
2018年5月9日
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
国際環境NGO FoE Japan
気候ネットワーク
350.org Japan
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
レインフォレスト・アクション・ネットワーク
第一生命保険保険が、海外石炭火力発電事業へのプロジェクトファイナンスに新規融資しない方針を決定した。私どもが把握している限り、日本の金融機関として初の石炭関連事業からの融資撤退方針の策定であり、先進的な取り組みとして歓迎の意を表したい。
ただ、新たな石炭火力発電の建設支援は、気候変動の国際合意であるパリ協定の目標と整合性がないことは科学的に明らかであり、国内の石炭火力発電事業を除外することは理解しがたい。国内事業へのプロジェクトファイナンスについても、同様に撤退するべきである。
また、欧州の大手生命保険会社のアクサやアリアンツは、石炭火力発電事業の大規模な増設に関与している企業の株式投資・融資の撤退も進めていることから、今後、投融資方針の対象拡大を期待したい。
先日、日本生命も同様の検討を進めていると報道されたが、今回の第一生命の動きを受けて、さらに3大金融グループを始めとする他の日本の金融機関も、国内外の石炭火力発電事業/関連企業からの投融資撤退方針の策定に向けた取り組みを積極的に進めていくべきである。
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緊急声明:第一生命の石炭火力発電プロジェクト融資撤退決定を環境NGOが歓迎~日本の金融機関として初の融資撤退~(PDF)
参考リンク
問い合わせ
「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:田辺
Tel: 03-3556-7325 Email: tanabe@jacses.org
350.org Japan 担当:古野
Email: shin@350.org