2021年6月4日、日本とオーストラリアの市民社会グループが、オーストラリアにおける石炭採掘および日本における石炭消費に起因する影響に焦点を当てたレポート『知らないでは済まされない:日本によるオーストラリア石炭の消費が及ぼす影響』を発表した。

本レポートは、オーストラリア・コンサベーション財団(Australia Conservation Foundation)とオーストラリア研究所(Australia Institute)、気候ネットワークが共同で、日本でのオーストラリア産の石炭の消費が気候、人々の健康、生態系および野生生物の生息地に及ぼす影響についてまとめたものである。

本レポートの共同制作グループは、オーストラリアと日本が両国間の石炭貿易を2030年までに段階的に廃止する(フェーズアウト)ことを求めており、この新しいレポートが、高リスクな石炭火力および原子力発電への依存から脱却し、クリーンで安全な再生可能エネルギーを活用する持続可能な将来に移行するための運動支援の一環として、人々の認識を高めることに役立てたいと考えている。

レポート(PDFダウンロード)

  • レポート『知らないでは済まされない:日本によるオーストラリア石炭の消費が及ぼす影響』(PDF)
  • レポート“Out of sight, out of mind: Impacts of Japanese use of Australian Coal”(英語PDF)

関連プレスリリース

プレスリリース:日本によるオーストラリア石炭の消費が及ぼす影響 石炭への依存を断ち切り早期フェーズアウトを(2021年6月4日)

本レポートに関するお問い合わせ

気候ネットワーク 平田仁子:khirata@kikonet.org
オーストラリア・コンサベーション財団(Australia Conservation Foundation)Josh Meadows:media@acf.org.au
オーストラリア研究所(Australia Institute)  Anna Chang:anna@australiainstitute.org.au