イベントタイトルチューリッヒに見る、データセンター排熱を活用した地域熱供給
日時2026年11月11日(水)16:00〜17:30
会場オンライン(Zoom)
対象どなたでも歓迎
参加費無料
定員500名
開催団体SJSスイス−日本サステナビリティ交流会、気候ネットワーク
後援(一社)エネルギーエージェンシーいわて
備考※ウェビナーは、2026年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。

イベント趣旨

 近年、世界中で大型データセンターの建設がブームとなっており、社会問題になっている。これらの施設は大量の電力・水消費において、立地地域や社会に大きな負担を課すものである。スイスでは2030年までにデータセンターが電力消費の6%を占めるとされている。そして消費される電力の大部分は、最終的には大量の低温排熱として排出される。 

チューリッヒ市営のエネルギー360°社は、接続容量35MWのデータセンターからの排熱を活用した大規模な地域熱供給施設を実現し、注目を集めている。周辺の複数の自治体にまたがる地域熱供給網を建設し、2026年秋から計1.2万世帯に暖房・給湯用の熱(お湯)を供給する予定だ。 

本ウェビナーでは、エネルギー360°社でデータセンター排熱活用プロジェクトを担当するアンドレアス・ウア氏に、排熱利用の仕組みや、自治体や企業との協働関係、課題やリスク、規制の傾向、同社の戦略などについてご紹介頂く。また気候中立化政策の中で、同社がどのように「公正な移行」を実践し、ガス会社から再エネサービス会社への転換を進めているのかについてもお話頂く。 

エネルギー360°社

スイス・チューリッヒ市が所有するエネルギーサービス会社。チューリッヒを拠点にスイス全土で事業を展開。熱・冷・電力・モビリティにおいて持続可能なエネルギーソリューションを提供する。従業員数は420人。

同社は19世紀中頃にチューリッヒ市が設立した市営ガス会社であったが、再生可能エネルギーやエネルギーサービス事業への転換を早くから進め、2014年にはエネルギー360°社に改名。チューリッヒ市が2040年までの気候中立政策を決定し、都市ガス供給を終了させていく中、2040年までに100%再生可能エネルギーのみを供給する企業を目指した転換を実践している。

具体的には地域熱供給、充電ステーション、バイオガス、セクターカップリング等に力を入れる。本講演で紹介されるプロジェクト以外にも、チューリッヒ州に建設中の100MWの大型データセンターからの排熱による地域熱供給施設も計画中。

プログラム

講師:アンドレアス・ウア氏、エネルギー360°社(スイス、チューリッヒ市営)
案内人・逐次通訳:滝川薫氏(SJSスイス−日本サステナビリティ交流会 代表)
コメンテーター:歌川学氏(産業技術総合研究所)
コーディネーター:豊田陽介氏(コー・イノベーション大学 教授)

出演者・講師プロフィール

アンドレアス・ウア

エネルギー360°社の自治体変革部門 営業責任者。

エネルギー業界で20年以上の経験を持つ営業・経営の専門家。顧客・営業・持続可能なエネルギーソリューションに焦点を当てた活動を行う。

営業、キーアカウントマネジメント、法人顧客の各分野で長年にわたるリーダーシップ経験を有し、現在は㈱Energie 360°にて自治体変革部門の営業責任者を務める。

実務経験に加えて、企業発展、経営、戦略的マネジメント、コーチング、スマートシティ・スマートリージョンに関する数多くの継続教育を修了。

顧客に未来志向のエネルギーソリューションへの関心を喚起し、持続可能な変革を成功へと導くことに情熱を注ぐ。

解説・逐次通訳:滝川薫
スイス在住の環境ジャーナリスト。1999年からスイスを拠点としてスイス・ドイツ・オーストリアをフィールドに環境、エネルギー転換、省エネ・エコ建築、有機農業、持続可能な地域発展をテーマとした執筆、専門視察セミナー、通訳などに携わる。本など著書も多数。

特定非営利活動法人 気候ネットワーク

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