書籍『原発も温暖化もない未来を創る』は、市民団体のさまざまな調査・研究をふまえ、福島原発事故後の日本のエネルギーと環境問題に関する選択について議論していく材料を提供しています。
『原発も温暖化もない未来を創る』
概要
日本にとって重大な問題を決定する場合、市民が知識を共有し、確かな判断材料にもとづくことが重要です。本書は、市民団体のさまざまな調査・研究をふまえ、フクシマ原発事故後の日本のエネルギーと環境に関する選択について議論していく材料を提供しています。省エネや再生可能エネルギーのメリットや経済効果を全体としてとらえれば、新たな社会にシフトしていくほうが合理的と指摘しています。
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編 著:平田仁子(気候ネットワーク) [購入はこちらから] |
目次
- プロローグ 環境を犠牲にせず、原発に依存しない社会へ
- 第I部 エネルギー・環境の論点
- 第1章 限界と制約ー原発・気候変動・化石燃料
- 原発の限界と制約
- 気候変動の限界と制約
- 化石燃料の限界と制約
- 第2章 産業構造の転換とエネルギー
- 経済とエネルギーの関係の国際的変化
- 不自然な政府の想定
- 産業構造の転換
- 第3章 「負担」か「未来への投資」か
- 国民の負担・経済への影響の考え方
- 再生可能エネルギーと化石燃料の経済への影響
- 原発に依存しない地域経済の再生
- 第4章 持続可能な2030年の日本への選択
- 省エネ・再エネ切り替え社会へ
- 地域分散型の電力システムへ
- 第1章 限界と制約ー原発・気候変動・化石燃料
- 第II部 原発をなくし、化石燃料を減らす
- 第1章 市民団体の5つのシナリオ
- 3.11後の中長期的な戦略的エネルギーシフト(環境エネルギー政策研究所)
- "3つの25"は達成可能だ(気候ネットワーク)
- 自然エネルギー革命シナリオ(グリーンピース・ジャパン)
- 脱原発とCO2排出25%削減の両立は可能(地球環境と大気汚染を考える全国市民会議)
- 炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案(WWFジャパン)
- 5つのシナリオの特徴
- 第2章 持続可能な社会は実現できる
- 日本のエネルギー需給の実態
- 省エネの実現可能性
- 再生可能エネルギー導入の実現可能性
- 温室効果ガス排出量削減の実現可能性
- 明確な政策目標の設定
- 第1章 市民団体の5つのシナリオ
- 2050年を見据えて あとがきに代えて