気候ネットワークが他団体と主催するイベントです。

タイトル

緊急セミナー:温暖化対策効果のあるバイオマス発電に向けて
固定価格買取制度(FIT)への提言

日時

2019年10月1日(火)13:30~15:30
(13:00からロビーにて入館証を配布します)

場所 参議院議員会館B107
アクセス

有楽町駅・南北線・半蔵門線 「永田町」駅 1番出口 徒歩1分
丸ノ内線・千代田線  「国会議事堂前」駅 1番出口 徒歩5分

趣旨

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、電力ユーザーの賦課金で促進されているバイオマス発電。しかし、輸入燃料に多くを依存し、本来のFIT法の目的(環境負荷低減、地域活性化)に沿わないことが懸念されています。パーム油など原料の生産段階で、森林減少や生物多様性の破壊が懸念される計画も多く存在します。

今年4月、経産省は「バイオマス持続可能性ワーキンググループ」を立ち上げ、ました。その資料によれば、森林伐採などの土地利用転換を考慮に入れなくても、多くの輸入バイオマス燃料において、ライフサイクルでの温室効果ガス(GHG)排出量は、化石燃料(天然ガス)と同等もしくはそれ以上となっています(右図)。森林や泥炭地の開発を伴う場合、GHG排出量はさらに膨大なものとなります。このままでは、FIT法の目的にそぐわない大量のバイオマス発電が稼働し、パーム油発電だけでも最大4兆円の国民負担が発生する可能性があります。

これらを踏まえ、今年7月、気候や森林問題に取り組む複数のNGOが、「バイオマス発電に関する共同提言」を発表しました。「ライフサイクルでのGHG排出 LNG火力発電の50%未満」をFIT等の要件にすべきとしています。

持続可能性と温暖化対策という観点からFIT制度を見直し、目指すべきバイオマス発電について考えたいと思います。ぜひご参加ください。

プログラム

講演1:バイオマス発電と温暖化対策
     泊みゆき/バイオマス産業社会ネットワーク理事長
講演2:パーム油・PKS発電と持続可能性
     飯沼佐代子/地球・人間環境フォーラム
気候変動の観点からのコメント
    江守正多/国立環境研究所 地球環境研究センター副センター長
省庁からのコメント(経済産業省・環境省 予定)
ディスカッション

申込み

下記申込みフォームからお申し込みください。
?http://bit.do/biomass-20191001

※当日参加も可能ですが、資料準備の都合上、なるべくお申込みください。

参加費 無料
主催 気候ネットワーク、国際環境NGO FoE Japan、CAN-Japan、一般財団法人地球・人間環境フォーラム、バイオマス産業社会ネットワーク
共催 農都会議、WWFジャパン(交渉中)、プランテーション・ウォッチ、環境エネルギー政策研究所(ISEP)
問い合せ先 国際環境NGO FoE Japan?
TEL: 03-6909-5983(info@foejapan.org)