イベントタイトル | 【ウェビナー】JERA武豊火力発電所の爆発事故から考える、石炭火力へのバイオマス混焼 |
日時 | 2024年7月26日(金)14:00-15:20 |
会場 | オンライン会議システムzoom(ウェビナー機能を使用) |
参加費 | 無料 |
開催団体 | 主催:国際環境NGO FoE Japan、協力:気候ネットワーク、武豊町の環境問題を考える会 |
備考 | 【問い合わせ先】FoE Japan TEL: 03-6909-5983(FoE Japan)E-mail: info@foejapan.org |
開催趣旨
今年1月31日、JERA武豊石炭火力発電所(愛知県)で火災・爆発事故が発生しました。
ボイラー室付近が爆発し、建屋から黒煙が上がりベルトコンベアに延焼、倉庫に近い隣の建物にも燃え移りました。火は約5時間にわたって燃え続けました。
この発電所はバイオマス燃料(木質ペレット)の混焼を行っており、爆発事故はベルトコンベアで木質ペレットを運んでいる際に発生しました。JERAは、原因解明と再発防止に取り組むとしていますが、住民の疑問には十分に答えるものとなっていません。
また、現在バイオマス発電は「カーボンニュートラル」とされ、さまざまな公的インセンティブによって推進されています。しかし、バイオマス発電は、燃焼時において実際にはCO2が発生しており、さらに、木材燃焼時の発生エネルギーあたりのCO2発生量は、石炭よりも高くなっています。木質ペレットなどの燃料生産過程が森林減少・劣化の原因となり、森林や土壌に貯留した大量の炭素が大気中に放出されてしまうケースもあります。したがって、バイオマス発電や石炭火力へのバイオマス燃料の混焼は、「気候変動対策」とはいえません。1
本ウェビナーでは、改めて、石炭火力へのバイオマス燃料の混焼の問題点を整理するとともに、武豊石炭火力発電所問題について活動してきた住民の方から、発電所の周辺状況や背景、そして事故当時の様子についてお話しいただきます。そして、事故後の事業者等の対応について、報告します。
プログラム
- 石炭火力へのバイオマス混焼の問題点について…髙橋 英恵(FoE Japan)
- 武豊火力発電所の爆発事故、バイオマス混焼に至った経緯…大久保 崇(武豊町の環境問題を考える会)
- 相次ぐバイオマス発電の爆発事故と経済産業省の対応…満田 夏花(FoE Japan)
- 米子バイオマス発電所の事故について…土光均(米子市議会議員)
※当日の発表資料は、FoE Japanのウェブよりご覧いただけます。
関連情報
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FoE Japan:バイオマス発電の7つの不都合な真実(リンク)
Japan Beyond Coal:【ニュース】JERAの武豊火力発電所の火災事故、原因究明と住民説明は必須(リンク)