2018年7月13日
NGO共同声明:日本生命、日本の金融機関として初の国内外石炭火力発電プロジェクトファイナンス不参加決定ー環境NGOが歓迎
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
国際環境NGO FoE Japan
気候ネットワーク
350.org Japan
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
レインフォレスト・アクションネットワーク(RAN)
日本生命保険相互会社(以下、日本生命)が、国内外の石炭火力発電事業へのプロジェクトファイナンスに新規融資をしない方針を決定した。国内の金融機関では、第一生命保険株式会社が海外の石炭火力発電事業へのプロジェクトファイナンスに原則新規融資しない方針を決定しているが、国内の案件も含めて融資しないことを決定した金融機関は日本初であり、先進的な取り組みとして歓迎の意を表したい。
ただ、欧州の大手生命保険会社のアクサやアリアンツは、石炭火力発電事業の大規模な増設に関与している企業からの株式投資・融資の撤退を進めている。このような国際情勢を踏まえ、日本生命についても、今後、石炭関連企業からの株式投資・融資の撤退に期待したい。
また、今回の日本生命の動きを受けて、3大金融グループを始めとする日本の他の金融機関・保険会社も、国内外の石炭火力発電事業/関連企業からの投融資撤退に向けた方針策定をさらに進めていくべきである。
本件に関する問い合わせ先:
「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:田辺 Email: tanabe@jacses.org
350.org Japan 担当:古野 Email: shin@350.org