気候ネットワークは、自然エネルギー普及のための連続講座「自然エネルギー学校」の企画・運営を担っています。

自然エネルギー学校・京都(1999年~)

社会・地域に根差した自然エネルギー普及を

気候ネットワークでは、地球温暖化も原発もない持続可能な社会の実現に向けて、1999年より、NPO法人環境市民、ワーカーズコープ・エコテックとの協働事業として、「自然エネルギー学校・京都」を開催しています。 自然エネルギーを普及させていくためには、自然エネルギー技術の発展とともに、その普及を担う人材の養成が欠かせません。ただ机に向かって講義を受けるだけのものではなく、参加型講座、ワークショップ、視察見学などを取り入れられているのが特徴です。

また、毎年、その時々の動向に合わせてテーマを設定するほか、参加者同士のネットワークや仲間づくりを通じて、自然エネルギーを社会・地域に根差したものにしていきます。 これまでに、450名以上の方が「修了」し、そのネットワークは日本各地に広がっています。

こんな方におすすめです。

  • 自然エネルギー普及に取り組みたい、仲間をつくりたい
  • 今取り組んでいる活動をさらに広げるためのヒントを得たい
  • 自然エネルギーで地域を元気にしたい
  • エネルギー政策の転換に貢献したい

これまでの「自然エネルギー学校・京都」

2015年度 「電力自由化時代の自然エネルギー」全4回開催

第1回 「再生可能エネルギー普及における太陽光発電の可能性」
講師:豊田陽介(気候ネットワーク)、林敏秋(ワーカーズコープエコテック)

第2回 「木質バイオマスと小水力の現状と今後への期待」
講師:森大顕氏(NPO法人地域再生機構)、伊東真吾氏((一社)市民エネルギー京都)

第3回 「電力システム改革で何が起きるのか」
講師:高橋洋氏(都留文科大学)

第4回 「自然エネルギー自給100%は可能か?~先進地域から学ぼう!~」
視察先:岡山県西粟倉村

2014年度 「エネルギーを市民・地域に!」全4回開催

第1回 「自然エネルギー事業って?」
講師:豊田陽介(気候ネットワーク)

第2回 「市民がつくる太陽光市民・地域共同発電所」
講師:林敏秋氏(ワーカーズコープエコテック)

第3回 「地域の力を結集!小水力発電所づくりの進め方」
講師:竹尾敬三氏(アサンテ環境研究所)、伊東真吾氏(関西広域小水力利用推進協議会)

第4回 「森林国・日本 木質バイオマス利用について知ろう」
講師:森大顕氏(NPO法人地域再生機構)

第5回 「自然エネルギー先進地域を見に行こう!」(1泊2日)
視察先:(一社)徳島地域エネルギー

2013年度 「自然エネルギーで地域を元気に!」 全5回開催

第1回 「自然エネルギー普及の最新動向 ~地域・市民が進める自然エネルギー普及」
講師:和田武氏(元立命館大学教授・自然エネルギー市民の会 代表)

第2回 「はじめよう!自然エネルギー事業 地域での様々な取り組み」
講師:豊田陽介(気候ネットワーク)

第3回 「市民共同太陽光発電の最新動向 ~広がる、おひさま発電所~」
講師:林敏秋(エコテック)

第4回 「自然エネルギー利用の事例を見に行こう」
視察先:道の駅「ウッディ―京北」、森の力京都株式会社、田歌舎

第5回 「自然エネルギー事業へ向けた課題 ~資金の流れ、電力システムを知ろう~」
講師:竹村英明氏(エナジーグリーン株式会社)

2012年度 「市民が拓く自然エネルギーの未来!3.11後、エネルギーのあり方を見直す!」 全4回開催

第1回 「どう使う!?再生可能エネルギー特措法(FIT)」
講師:和田武(元立命館大学教授・自然エネルギー市民の会)

第2回 「市民が創る太陽光発電所事業~ベランダ太陽光からメガソーラーまで~」
講師:林敏秋(エコテック)

第3回 「地域発!バイオマスプロジェクト」
講師:松田直子氏(株式会社 Hibana)

第4回 「自然エネルギー事業のためのファンドレイジング」
講師:竹村英明氏(エナジーグリーン株式会社)

2011年度 「自然エネルギー普及、先進事例」から学ぼう 全5回開催

第1回 「自然エネルギーと原子力発電」
講師:大島堅一氏(立命館大学)

第2回 「自然エネルギーの将来ビジョン」
講師:和田武氏(元立命館大学教授、自然エネルギー市民の会)、浦上健司氏(エコロジー・アーキスケープ)

第3回 「水と太陽のチカラでまちづくり」
講師:秋山英一郎氏(山梨県都留市)、原亮弘氏(おひさま進歩エネルギー株式会社)

第4回 「懐かしくて新しいバイオマスエネルギー」
講師:藤井絢子氏(菜の花プロジェクトネットワーク)、松田直子氏(株式会社Hibana)

第5回 「自然エネルギー100%をめざして」
講師:高知県梼原町 ほか

2010年度(この年は、参加者が企画を実践し、最終回で報告という形式の講座で行われました) 全5回開催

第1回 「自然エネルギー最新事情」
講師:豊田陽介(気候ネットワーク)

第2回 「太陽光最新動向」
講師:黒川浩介氏(東京工業大学)

第3回 「太陽熱利用」
講師:中島康孝氏(工学院大学名誉教授)

第4回 「自然エネルギー最新技術動向」
講師:山藤泰氏(関西学院大学総合政策研究科 客員教授)

第5回 「最終報告会」
講師:山下裕治氏(広島県環境保健協会)

全国各地に広がる自然エネルギー学校

自然エネルギー学校の取り組みは、京都から全国各地へと広がっています。これまでに九州、岡山、兵庫、名古屋、和歌山、枚方(大阪)などで開催されています。こうした広がりを担っているのが、自然エネルギー学校・京都のスタッフとその修了生達です。修了生は、各地で「自然エネルギー学校・●●」を立ち上げ、それぞれの地域に合った講座を展開しています。

こうした取り組みの広がりが、日本のエネルギー政策を変えていく力になると信じています。

他地域での開催

自然エネルギー学校・福島(2014)

第1回 「環境・エネルギー政策の今 福島での再生可能エネルギーの動向」
講師:和田武氏(元立命館大学教授・自然エネルギー市民の会代表)

第2回 「暮らしの中にとりいれる再エネと省エネ」
講師:三浦秀一氏(東北芸術工科大学)

第3回 「再生可能エネルギー事業のはじめかた」(りょうぜん市民共同発電所見学)
講師:豊田陽介(気候ネットワーク)

共催:福島県農民連、自然エネルギー市民の会
後援:福島県再生可能エネルギー推進センター(NPO法人超学際的研究機構)