こんにちは、京都事務所の広瀬です。
気候ネットワークでは、京都で実施している環境教育を他地域へ広げる取り組みをしています。今日はその活動を通して訪れた熊本県小国町の『こどもエコライフチャレンジ・おぐに』をご紹介します。
大地のエネルギーを感じる小国町
九州のほぼ中心に位置し、夏は涼しく、冬は寒さが厳しいと言われる小国町は、74%が森林です。強度に優れている小国杉は国立博物館などの建材にも使用されているそうです。
また、地熱やバイオマス利用も積極的で、観光地にもなっている「わいた温泉」周辺では、木材乾燥に地熱が利用されています。民家の軒先から天然の蒸気がもくもくと噴き出していて、大地のエネルギーを感じることができます。
そんな小国町は環境モデル都市として、地域エネルギーを公共施設から一般家庭へ普及させ、自立型のまちづくりをめざしているそうです。
小国町でのこどもエコライフチャレンジ
きらきらと輝いた瞳
学習会は夏休み前後計2回行い、小学5年生53人を対象に『こどもエコライフチャレンジ・おぐに』を実施しました。夏休み前の学習会では、温暖化の現状やしくみを学ぶことに加えて、地域で実際に活用されている地熱発電や小水力発電などを紹介しました。
子どもたちは、地域にある自然エネルギーの偉大さに改めて気づいたようでした。最後の感想では「温暖化を防ぐために、自分たちのできる事からやってみたい。」「楽しく学べ、新しいことを知れてうれしかった。」「家に帰ったら家族に話したい。」と発言がありました。きらきらと目を輝かせてていた様子を忘れることができません。
町ぐるみでエコライフチャレンジ!
学習会には、役場のみなさまをはじめ、地域おこし協力隊の方など多数見学にお越しくださいました。夏休み前の学習後には町のみなさんにもこの取り組みを広めようと、広報誌『広報おぐに8月』に学習会の様子が掲載されたり、ケーブルテレビで『エコライフチェック・おぐに』を放映されるなど、町ぐるみでエコライフの取り組みができるような工夫がされました。
その成果もあったのか、夏休み後の学習会では、子どもたちの活発な意見が飛び交い、グループワークでも熱心な話し合いができました。そして、多くのグループが、『車に乗る時間をへらすよう工夫する』というような目標を掲げたのです。鉄道が走っていない小国町の生活では、自動車は欠かせない移動手段なのですが、そこに注目して挑戦していこうとする姿は頼もしく感じました。
伝えるということ
現在こどもエコライフチャレンジは、国内13地域に広がっていて、それぞれの地域のみなさんも力を合わせて頑張っておられます。子どもたちの心にエコの種を蒔いていくという素晴らしい活動だと感じている人も多いでしょう。
伝え手は、地球温暖化の学習で恐怖を植えつけるのではなく、実際に起きていることやしくみを正確に伝えることが基本です。また、それと同時に、子どもたちが将来どんな選択をしていくのか、自ら考え、行動できるようにしていくことが大切だと気づかせることも役割の一つだと考えています。
私も伝え手の一人として、この活動を続け、その中で出会った方々とのつながりや学びを、今後に活かせるよう頑張っていきたいです。みなさま応援よろしくお願いします。
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