クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン初となる書籍が出版されました。著者は平田仁子さん(Climate Integrate)、豊田陽介(気候ネットワーク)、ギャッチ・エバン(気候ネットワーク)、三谷優衣子さん(クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン)です。

クライメート・リアリティ・プロジェクトとは?

クライメート・リアリティ・プロジェクト(The Climate Reality Project/略:CRP)は、ノーベル賞受賞者である元米国副大統領アル・ゴア氏が創設し、会長を務める気候変動対策に取り組む世界的なイニシアティブです。2006年に始動してから、気候変動とその解決策に対する人々の意識を高め、正しい情報を伝えています。特に、気候変動に関するトレーニングを通じて「クライメート・リアリティ・リーダー」(ボランティア)を養成し、力を結集させるための活動をしています。CRPジャパンは2021年秋に正式な日本支部として始動しました。
世界中のリーダーのコミュニティは、現在、世界190か国・地域に44,999人、そのうち日本にも867人のリーダーがいます。

本書の情報

【書名】気候変動を学ぼう 変化の担い手になるために」
【編】クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン
【著】平田仁子( Climate Integrate 代表理事)
   豊田陽介(気候ネットワーク 上席研究員)
   ギャッチ・エバン(気候ネットワーク プログラム・コーディネーター)
   三谷優衣子(クライメート・リアリティ・プロジェクト・ジャパン プログラム・マネージャー)

□出版社:合同出版
□発行年月日:2023年11月22日
□定価=本体1,800+税
□A5/136ページ
□ISBNコード:978-4-7726-1541-9

書籍「気候変動を学ぼう 変化の担い手になるために」

本書の特徴

気候変動問題が気になり始めた方、対策に取り組みたいと思っている方などが、気候変動について学び、行動につなげていくことを応援する本です。
本書は世界や日本の現状、気候変動対策や政策・仕組みを解説し、社会や経済の仕組みを転換していくことに意識が向けられるよう構成されています。
各章の冒頭に、その章の学びのねらいやキーワードがまとめられています。教師、企業・行政の気候変動対策の担当、企画部の担当など、気候変動を学ぶすべての人のための参考になるテキストになっています。
また、本書内で掲載されている図表等のデータについては、適宜更新されたデータをウェブから確認することができるようにしており、継続的な学びや教材にも活用できるようになっています。


1章から6章にかけては気候変動の基礎的な知識と考え方、現在の日本の排出状況や政策の特徴、政府だけでなく自治体や企業、市民セクターの動向などについてデータに基づきながら分かりやすく紹介しています。
そして情報や知識を得た上で行動につなげていくために、第7章では一人ひとりが実際にできることを、第8章ではすでにに動き出している10の先行的な気候変動対策の取り組みや人々を紹介しています(グレタ・トゥーンベリさんとFridays for Future、酒井功雄さん、今井絵里菜さん、小野りりあんさん、能條桃子さん、竹本了悟さん、大池拓磨さん、髙橋千広さん、佐々木隆史さん、近藤恵さん)。
全体にわかりやすくコンパクトにまとめていますので、学校現場や、自治体や企業、グループや個人の学びの機会などのさまざまな場面で利用していただけることでしょう。

本書の章構成

 第1章 気候変動と私たちの社会の関わり
 第2章 深刻化する気候変動に対する私たちの責任
 第3章 気候変動を防ぎ、影響を緩和するためにできること
 第4章 日本の温室効果ガスの排出の特徴と削減の可能性
 第5章 日本の気候変動対策はどこまで進んでいるのか
 第6章 多様な主体のさまざまな取り組み―自治体・企業・大学・若者・NGO
 第7章 持続可能な社会の姿と私たちにできること
 第8章 脱炭素社会に向けて動き出した人々

購入の方法

Amazonや楽天ブックス、全国の書店等でお求めいただけます。
気候ネットワークに注文頂ければ、下記価格で販売・郵送します。
1,600円(税込・送料無料)

特別価格での販売をご希望の方は以下のページからご連絡ください 。
https://kikonet.org/content/32752

本書のキーワード

#気候変動 #気候正義(クライメートジャスティス) #脆弱性 #⼈権 #貧困 #持続可能な開発⽬標(SDGs) #温室効果ガス #気候変動に関する政府間パネル(IPCC) #パリ協定 #削減⽬標 #1.5℃ #カーボンバジェット #共通だが差異ある責任 #緩和 #適応 #省エネルギー #エネルギー効率化 #再⽣可能エネルギー #インセンティブ #規制 #エネルギー⾃⽴ #地域活性化 #⼆酸化炭素(CO2) #産業構造 #エネルギー供給構造 #削減可能性 #エネルギー基本計画 #GX(グリーントランスフォーメーション) #イノベーション #カーボンプライシング #炭素税 #キャップ&トレード型排出量取引制度 #⾮国家主体 #情報公開 #サプライチェーン#ESG投資 #ダイベストメント #脱炭素経営 #NGO #社会変⾰ #システムチェンジ #市⺠活動 #選挙 #アクション #キャリア