【第1回】レクチャー「気候危機と脱炭素社会への展望」&座談会
~仲間と一緒に最初の一歩をふみだそう!

こんにちは、スタッフの小畑です。

脱炭素社会の実現に向けて、効果的にアクションしてみたいという方は少なくはないのではないでしょうか。

気候ネットワークではそのような方を対象とした「気候アクションワークショップ」開催しています。「気候アクションガイド」を活用しながら3回の講座を通して、参加者同士でつながり、意見を深め合い、自分のアクションには何が必要かを探り、行動につなげることを目的としています。初回は気候ネットワーク会員やボランティアの参加者と一緒にはじめの一歩となるアクションについて考えました。

個人がとれるアクションとは?

参加者から、社会のシステムチェンジに向けた先進的なアクションや、具体的なアイディアが沢山あがりました。ここにアクションの一部を紹介します。

・自宅のパワーシフト(※再エネ電力に転換すること)を進めたい。
・行政へ最新の科学情報を共有し、市民にもその知識を広げていきたい。
・地域でつながるグループを見つけたい。
・自治体に政策を提言したい。
・地元の温暖化対策計画の立案に参加したい。まずどの程度温室効果ガスが出ているか調べたい。
・市民立発電所を設立したい。
・エネルギーの地産地消を進めたい。

レクチャーに対する質問の多さや多様なアイディアからは、参加者の方々の熱い想いが伝わってきました。同時に「地球温暖化の危機感がなかなか伝わらない」「1.5℃以内に温度上昇を抑制する必然性が理解してもらえない」など共通の悩みがあることもわかりました。ご参加頂いた方同士の意見交換や交流をこれからさらに展開し、新たな気付きを互いに高めあうことができる場にしていけたらと考えています。

また、参加者の方々には、第2回目に向けた課題として、次のことに取り組んでいただきました。

1,  第1回目のワークショップを受けて、改めてやってみたいアクションとその理由を考える
2,  周囲の人と気候変動について話してみる/SNS等で発信
3,  自分の住む地域の議員・政党の気候変動政策や気候変動への考え方を調べる

課題3については、7月に行われる参議院選挙では気候変動が政治の争点になるかどうか注目が集まっています。このブログをお読み頂いているみなさんも、良ければ一緒に調べてみませんか?

また、第2回「気候アクションワークショップ」では、これまで実際にアクション経験がある方をレクチャー講師としてお招きし「脱炭素社会実現のためのアクションとリアクション」をテーマにお話頂きました。第3回は参加者の方の活動を紹介頂いて、さらなる気づきやネットワーク構築につなげたいと考えています。

第3回目までのワークショップを通じて、未来へつながるアクションがより多くの方々に広がるよう、参加者の皆さんが地域や様々な分野のリーダーとしてご活躍いただけることを期待してスタッフ一同頑張って取り組んで参ります。

<気候アクションガイドはこちら

 

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Kobata