東京事務所の桃井です。
7月10日は参議院議員選挙ですね。私は、この日に「トレイルウォーカー東北2016」に出場するため、期日前投票をしてきました。
今回の投票のポイントは、①改憲阻止、②戦略的投票、③市民派候補です。
1.改憲阻止
まず、改憲阻止ですが、自民党提案の改憲の方向性は、為政者や多数派の横暴から国民の基本的人権を守るという立憲主義を破壊するものです。参議院で改憲勢力が3分の2の議席を獲得すれば、今の憲法が破壊され、私たちの市民活動そのものも脅かされかねない危険をはらんでいます。これについては、SEALDsのサイト「改憲も悪くないんじゃないかと思っているあなたに知ってほしい7つのこと」にわかりやすく書かれているのでぜひ参考にしてみてください。
2.戦略的投票
次に、戦略的投票です。戦略的投票とは「自分の好きな政党や候補者に投票するのではなく、自分の嫌な政党や候補者が敗北するように投票する」行動です。今回の選挙区では、1人区のところは野党共闘で候補者が一本化されましたので、ほぼ一騎打ちです。その場合、たとえ個人的には政策や考え方が完全に一致していなくても、「落としたい候補者」の対抗馬に投票すれば良いわけです。東京や神奈川のように、複数候補者がいる選挙区については、当落線上にいる対抗馬に投票することで票を集中させるのです。このやり方は、かつてイギリスで保守党から労働党に政権が交代する選挙の際に行われたそうです。
戦略的投票については、脱原発政治連盟(緑茶会)のサイトが参考になると思います。
3. 市民派候補者 ~政策チェック~
そして最後に、市民派候補です。特に比例区は政党名ではなく個人名を書くことができます。選挙区では戦略的投票をしても、比例区は政策的考え方が一致する候補者や政党に投票すれば良いと思います。
各政党のマニフェストと温暖化・エネルギー
気候ネットワークでは、各政党がマニフェストの中で気候変動やエネルギー政策をどのように位置づけているかを分析した「第24回参議院議員選挙各党マニフェストの地球温暖化政策に関する分析」を発表しています。
また、候補者については、グリーン連合で環境政策に関する20の提案をまとめ、候補者にアンケートで問う「エコ議員つうしんぼ」を公表しました。20問のうち、最初の5問は気候変動・エネルギー関係として提案したものです。
投票日まであと4日。「未来を決める」選挙です。投票には必ず行って、大事な一票を投じてください。
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