気候ネットワーク東京事務所で2ヶ月半ほどインターンとしてお世話になりました桑田です。気候ネットワークはアットホームな暖かい職場で、インターシップを経験するには最高な場所でした。
日本の環境政策を垣間見た、インターンの夏
思い返せば、様々な活動に携わることができました:国連気候変動ボン会議報告会、元米国環境保護庁ブルース・バックハイト氏と環境団体シエラクラブのニコール・ギオ氏による講演会など、日本の環境政策の現状や直面する問題の云々が垣間見えた夏だった気がします。
暑い夏の"熱くない"政策議論…
特に印象的だったのは、省エネルギー小委員会などでの傍聴です。日本の夏は大変暑い日もありましたが、これらの委員会で行われた議論はあまり熱くなかったように思えます。「日本は今後も高効率な火力発電をもっと積極的に輸出すべき」と発言する委員もいました。このような、非常に残念な光景を何度か目の当たりにしてしまいましたが、これが日本の現状なのかもしれません。しかしながら、日本の実情を少しでも観られたのは、自分にとっては大変大きかったです。
イギリスの大学院にて~インターンの経験が活きる~
僕は現在、イギリスの大学院に通っています。最近新学期が始まったばかりですが、さっそく日本の気候変動対策や環境政策を説明しなければならない場面がありました。気候ネットワークでのインターンの経験が早くも生きた瞬間です。
また僕のクラスメイトは全員、職務経験、インターン若しくはボランティアの経験があります。そして授業では自分の経験を元に議論を展開するので、もし何らかの経験をしていないと授業についていけません。よって、海外の大学・大学院に留学することを考えている方は是非インターシップすることをお勧めしたい。
インターンシップは自分を理解するチャンスでもある
前に、環境政策における日本の現状を多少知ることができたと言いましたが、インターンシップは自分を理解するという点においても有意義であると考えます。自分の弱点や欠点、あるいは社会人として足りない部分を知ることができます。逆に、今まで自分でも気づかなかった得意分野を見出すことができるかもしれません。このように、インターンシップは必ず自分の「成長」につながるのです。
地球温暖化や気候変動に興味がある方、気候ネットワークで是非インターンシップを。
この記事を書いた人
- 気候ネットワークに所属されていた方々、インターンの方々が執筆者となっております。
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