こんにちは!

 京都事務所インターンの大友です。

 2023年7月から気候ネットワークでお世話になっており、年内で活動を終える予定です。今回のブログでは、インターンに参加したきっかけやこれまでに参加した活動についてお伝えしたいと思います。

未知の世界に飛び込む

 気候ネットワークでインターンをしようと思ったきっかけは、私の通う大学の教授に紹介していただいたことにあります。

 つい最近まで、私にとって「気候変動問題」は耳にはするけれど、どこか他人事でした。そんな私が意識するようになったきっかけは、新聞で福島原発にたまる処理水の海洋放出の記事を見つけたことでした。そこから原発稼働に疑問を抱くようになり、関連して気候問題にも興味をもち始めました。

 実際に起きている気候変動問題を詳しく知ると「このままじゃダメだ。」という思いが一番に生じました。それと同時に「自分たちいまを生きる世代だけではなく未来を生きる世代のためにも、自分の大好きな自然の景色を残したい。」という思いが芽生え始めました。

 元々専門的に学んでいたわけではなかったので、「何か行動したいけどわからない」という状態でしたが、大学の環境政策の講義で気候ネットワークの存在を知り、「これだ!」と勢いで教授に相談し、紹介していただきました。

 全く知識のない状態で、何とかしたいという気持ちだけで始めたインターンだったので、不安でいっぱいでしたが、様々なイベントに参加するなかで学びも深めることができたと感じています。

ワタシのミライ・きょうと~再エネ100%と公正な社会を目指すスタンディングアクション~に参加して

 私がインターンを開始してはじめて参加したイベントが、9月18日に行われた「ワタシのミライきょうと」でした。9月の国連気候アクション・ウィークにあわせ、日本でも「ワタシのミライ」の呼びかけで全国一斉アクションがありました。京都でも、Fridays For Future Kyoto(FFF Kyoto)さんと気候ネットワークなどが共同でスタンディングアクションを企画しました。

 初めてのスタンディングだったので、よくわからないまま自作のプラカードを持って一人で参加しました。

 通行する方々から向けられる視線もあり、初めは緊張しながらのスタンディングだったのですが、FFF Kyotoのオーガナイザーの皆さんをはじめとする参加者の方々と、様々なお話をすることもできて、いつの間にか緊張は消えていました。

 皆さんは普段から友人や家族と気候問題や気候危機に対する思いを話し合うことはありますか?私はありませんでした。正直、話題に出しにくかったです。何て思われるかなという不安が大きかったと思います。同じような思いを抱えている人もいるのではないでしょうか?これは気候問題だけでなく社会問題全般を考えていくうえで一つの大きな課題ですよね。

 しかし、このスタンディングという場では、気候危機に対して自分が抱えている思いや不安を受け止めてくれる方々がいます。自分の思いを言葉にしたり、他の参加者の方のお話を聴いたりするなかで新たな気づきもありました。少し前までの周りを気にしていた自分が変わったような気がします。

 「ワタシのミライ」のアクションでは日々活動している同世代の方々の姿に感銘を受け、自分にとってとても素敵ないい機会となりました。

 FFF Kyotoさんは毎週金曜日にスタンディングアクションを行っているそうなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

9月18日「ワタシのミライきょうと」のスタンディングアクションの様子

「あなたと999人」の気候マーチに参加して

 10月7日にはFFF Kyotoさん主催の「あなたと999人の気候マーチ 今年の夏“暑い”って思った人集まれ!」に参加しました。

 これもまた初めての参加だったので、どんな感じなのだろうかとワクワクした気持ちで集合場所へと向かいました。

 集合場所の円山公園ラジオ塔の周りではそれぞれの思いを書いたプラカードを持参した参加者であふれていました。

 マーチに先駆けて、代表数名の方によるスピーチが行われました。その中には京都事務所の職員の方もスピーチされていました。

 今回のマーチでは、約230人が参加したそうで、プラカードや垂れ幕を掲げながら円山公園から京都市役所までの約2キロに及ぶ道のりを行進しました。

 「What do we want?」「Climate Justice!」「When do we want it?」「Now!」の掛け声に続けて、FFF Kyotoのオーガナイザーの方が考えてくださったオリジナルのスローガンを参加者一体となって声に出し、とても盛り上がりました。

 私も実際にマイクを持ってコールをしました!

10月7日の気候マーチの様子

 気候マーチ後方には、誰もが安心して参加できるアクションを目指して、参加に不安のある方に配慮した「セーフティ・ゾーン」が設けられていました。

 また若い年代の参加者が多かったのも印象的でした。

 マーチ終了後に参加者の皆さんと少し交流する時間があったのですが、「楽しかった」「最近で一番盛りあがった気候マーチだった」という声がありました。

 外から見ている人にとって、なんだかわからないけれど「楽しそう」「自分も参加してみたい」という気持ちを持ってもらうことは、とても重要だと思います。

 また初対面の人とでも思いを交わすことができるのが、スタンディングやマーチの醍醐味であると感じています。

スタンディングやマーチに参加して

 私にとってスタンディングやマーチは外に向けて気候危機の対策を呼び掛ける場であるだけではなく、自分の思いを再確認する場であるということに気づきました。

 そしてたくさんの人がアクションを起こす姿をみて、今行動することの大切さを強く感じました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました!