こんにちは。京都事務所インターンの塚本です。

地球温暖化セミナーin山口を開催

2019年2月11日(月)、山口県山口市にて、「地球温暖化セミナーin山口 最新の気候科学とCOP24合意から考えるネクスト・ステップ」を開催しました(主催・気候ネットワーク)。

国立環境研究所の江守正多さんよりIPCC1.5℃特別報告書と気候変動の科学的知見について、気候ネットワークの平田仁子さんよりCOP24参加報告、山口県立大学の今村主税さんより山口の温暖化防止活動についてそれぞれ発表して頂きました。

講演する江守さん

 

今回のセミナーは、10代から70代以上まで幅広い世代の方々よりご参加頂きました。民間企業からのご参加が最も多く、ビジネスセクターの温暖化対策への関心が高まっていると感じました。また、会場はほとんど満席の盛況となりました。

講演の後の質疑応答では、多くの参加者から質問があがりました。ディスカッションの中では、江守氏の講演の中で出てきた「温暖化対策を楽しみながら取り組む」ことへの共感や、今村氏および平田氏の講演を受けて「足元からの行動の重要性を改めて認識した」等の、前向きなコメントが見受けられました。

セミナー参加者の声

参加者アンケートでは、「このようなセミナーを山口でも頻繁に開催してほしい」、「これから行動していくための知識と知恵が必要だ」等の積極的なコメントが見受けられました。

中でも、山口市のおとなりの宇部市からいらっしゃった方々が、「大気環境の悪化及び地球温暖化を促進する石炭火力発電所が私たちの街で計画されていると知って、大変ショックであった。できることをしていきたい」と書いておられたことが印象的でした。

山口でも、地域環境並びに地球環境保全のために、温暖化防止活動を進める必要があります。今回いただいた声をもとに、気候ネットワークとしても今後の企画を考えていく予定とのことです。

カーボン・オフセットも実施

 尚、一般社団法人木質ペレット推進協議会山口支部様及びイベント参加者の方々のご協力により、本イベントの実施にかかるCO2排出量(参加者の移動・交通由来のCO2)について、バイオマス利用による化石燃料代替によって、相殺することになりました。

 

この記事を書いた人

気候ネットワーク
気候ネットワーク
気候ネットワークに所属されていた方々、インターンの方々が執筆者となっております。