こんにちは。気候ネットワークボランティアの松﨑です。今回はボランティアメンバーの交流を深める目的を兼ねて2月12、13日と京都府綾部市に天体観測に行きました!星空の写真を撮影して、クリーンな再エネへの転換を求めるポスターをつくろうと思ったからです。果たして星は見えたのでしょうか?
あやべ山の家まで
あやべ山の家とは今回の宿、大阪出身の若いご夫婦に営まれているあったかいゲストハウスです。伝統的な日本の家屋に、交流スペースは掘りごたつに薪ストーブを備えている美しいゲストハウスで、地産の素材をふんだんに使った料理も都会の人間の普段の食事より数段美味しい上に健康的です。地産地消というスタイルはフードマイレージを抑えるという点でも我々も取り組める地球温暖化対策です。
さて午後6時、事務所に馳せ参じたボランティア一行は日産のレンタカーで都落ちしていく。一行の面持ちは戦いを控えた戦士さながら、歴戦のドライバーならともかく此度の出撃で舵を取りしは実戦経験に浅い2名、それが最善のドライバーということはボランティアスタッフ層の薄さを露呈している。そういった問題の解決に向かうための交流企画だ!前進だ!とお互いを称えすっかり安心した何名かは移動の車の中で、舟をこぎ始める。真っ暗な山野を駆け巡る一行は、道中カーナビの悪意あるナビに振り回されそうになりながらも(排出量を出させようとするがそうはいかない!)大きな問題もなく目的地に到着する。そのとき、曇天にもかかわらず星空は雲間から我々を祝福していた。それがその夜最後の星空であった。一行は知る由もなかった。
饗応と温泉と天体観測
夕食は非常に美味で感動しました。椎茸などは山の家の裏手で採っており新鮮で肉厚で滅多に食べられないものです。ほかの野菜も椎茸同様家の近くで採った新鮮なものばかり。鶏肉に関しても同じ地区で朝さばかれたものでスーパーに出揃うものと味がまったく違いました。
また綾部市に移住する人口も増加しており若い方、外国の方が特に多いそうです。子供は地域コミュニティーに大切にされ自然の中で真っすぐ育つであろうこと、都会からも少し離れた良い距離感も市の魅力なのでしょう。翌日、我々は舞鶴市などにも訪れましたが街を見る限り若年層が想像していたより多く驚きました。
さて夕食後、10時から1時間だけになりますが温泉も堪能しました。そして天体観測をしますが…星1つ見えない暗闇でした。結果、今回の旅で星空を観測できませんでした。
関西電力の展示施設エル・マールまいづるエネルギー体験館では
依然として原子力発電を主電源と考えており、小中高などで社会見学などに使われるであろう場所にもかかわらず、3.11から何を学んだのだろうかと溜息をつかれるか、あるいは将来を担う世代に原発は必要であると誤解を与えかねません。星空企画に浮かれていた我々は我々の課題を改めて認識しました。
そして海上自衛隊の大きな基地、北朝鮮ではミサイルも発射されましたが軍事活動と環境問題も密接です。世界平和と我々の美しい星を守るための課題も山積みです。
宮津港の海の幸
昼食はとれとれセンターで海の幸を堪能しました!いつまでも海産資源が尽きない持続可能な環境づくりに貢献したいと美味しい食べ物をとおして思いました。
おわりに
無事に帰ることができた我々は、今日からまたボランティアを盛り上げるため一層力を振り絞って活動していきます。やるべきことは山積みですが、見える部分からコツコツと、小さな波は大きな波になるはずです。周りに無謀だといわれても、往々にして社会は数十年前の想像を超えて変容します。これからも所員、ボランティアスタッフ一同一丸となって頑張ってまいりたいと思います。そんな希望とやる気が輝いて星のように見えなくもないと思うボランティア松﨑でした。
この記事を書いた人
- 気候ネットワークに所属されていた方々、インターンの方々が執筆者となっております。
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