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自然エネルギー学校・京都 〜水利用の回〜

 今日は雨ですね。
ふと、自然エネルギー学校で担当していた回のブログをあげていないことを思い出したので、つらつら書いてみようと思います。

 自然エネルギー学校・京都第9期の水利用の回は、10月6日に実施されました。この日のお天気は快晴。この日に第2回の太陽光の回が出来ればと思うようなお天気でした!
 
 今回は水利用の中でも「雨水タンクの活用」に焦点を絞って実施しました。
 そもそも雨水の利用が自然エネルギーの利用なのか?と疑問もあるかもしれません。京都の自然エネルギー学校は、その点も幅広く捉え、水も有限な資源として有効に活用することが必要だという視点に立ってこの回を毎年設けています。

 今回のプログラムは、、、

 1.世界の水問題の現状を知る

 2.雨水タンクの意義と事例紹介

 3.工作〜初期雨水カット作り・雨量計作り〜

 以上の3点でした。

 はじめに世界の水問題の現状についてお話し頂いたのは、AMネットの神田浩史氏。DVDも織り交ぜて非常に分かりやすい話をして頂きました。日々、水の潤沢な日本に住んでいる私たち日本人は、水にまつわる紛争について意識することが少ないかもしれません。しかし、日本の中にも毎年水不足で悩まされる地域というのは数多く存在します。そのような現実に対して、想像力を働かせて水問題を考えていく必要があると感じました。

 二つ目の雨水タンク設置の事例紹介は、自然エネルギー学校の卒業生でもある、安田勝氏と天野光雄氏のお二方にやって頂きました。
 安田さんは自宅の敷地に穴を掘って巨大なタンクを設置されています。お子さんと一緒に穴掘りをする微笑ましいスライドなども交えて説明され、受講生の笑いを誘っていました。かなり本格的に取り組まれているようです。
 天野さんもちょっとした工夫で雨水を有効利用されています。自宅のトイレに雨水タンクで貯めた水を流すなど、出来るところで取り組まれていました。
 経済的なメリットはほとんど無いに等しいのですが、お二人の報告を聞いていると自分たちが楽しんで雨水を利用してみるという姿勢が一番大切なのかなと、そんな印象を持ちました。


 この回で一番盛り上がったのが、最後のワークショップです。

 初期雨水カットは、雨どいと雨水タンクの間にかませることで、汚れた初期雨水がタンクの中にたまらないようにするための装置です。一般家庭の初期雨水を完全にカットするためには、かなり大型の設備が必要となりますが、今回は500mlのペットボトルを活用し、その仕組みを理解してもらうことを目的に実施しました。
 ペットボトルにカッターで穴を開けたり、ボンドでホースとペットボトルをつないだりと、受講生の皆さんにはワイワイと作業をしてもらい、スタッフも楽しませて頂きました。
 最後に、エコセンの屋上に出てちゃんと初期雨水カットが使えるのかどうか実験を行いました。ちゃんと作れていると思っても実際水を流してみると隙間から水が漏れたりして、なかなか工作は難しいものだと改めて思いました。僕ももし作っていたら漏れていたんじゃないかと思いますね〜笑

(自然エネルギー学校・京都第9期スタッフ・前田)
author : 気候ネットボランティア | comments (2) | trackbacks (0)

Comments

まえだ | 2007/11/19 08:50 PM
想像以上にみんなの評判が良くてホッとしましたよ。
そうですね〜、将来は何らかのかたちで雨水タンク付けたいですよね!
こいし | 2007/11/10 01:17 AM
雨水カット試すとき晴れてよかったですねー♪
僕はやっぱ安田さんの話に感動しました!
大変でしょうけど、マイホーム持ったらタンク作りたいですね(笑)

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