RtC国際交渉勉強会
雑記(活動内容) | 2010.07.13 Tuesday 21:41
久しぶりのボランティアブログ更新です!
さて、本日は国際交渉勉強会RtCがありました。
ひとつは「政治と科学―IPCCをめぐる議論」ということで、
国際交渉における政治と科学の関係、特に常にある程度の
不確実性をもつ科学的知見をもとに社会的合意をするには、
どのような政治的意思決定が必要になるのか、IPCCの科学的
知見をどのように受け止めるべきかといったことを議論
しました。
んーやはり政策決定に際しては、科学に不確実で検討の
部分が残されている状態でも、主観的・価値判断的な
判断を迫られる場合がありうるのかな、でもそのへんの
微妙な判断は具体的にどんな基準でできるんかなという
印象でした。
もうひとつは、外務省のページで告知されている、
国際問題討論会2010の論題について意見交換しました。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/daigakusei2010.html)
「日本政府は、すべての主要国による、公平かつ実効性のある国際的な枠組みの構築と意欲的な目標の合意が得られなくても、2020年に1990年比で温室効果ガス25%削減に向けた措置を講じるべきである。」
という論題の是非を考えて話し合ったわけです。この論題は、
要するに、「前提条件つき25%公約」から、前提条件の部分を
とっぱらうということなんやろうと思います。
外交交渉上、前提条件をつけた方が、米国中国に対して
効果的にプレッシャーを与えられるんじゃないかとか、
前提条件とっぱらって先行的に大規模削減に取り組んだ方が、
技術革新等で先行者の利益を得られるんじゃないかとか、
いろんな意見がでました。
次期枠組み交渉の行方がとんと読めない状況ですので、
結局のところよくわからんのですが、いろんなことを
考えてみるのはなかなか楽しいことやと思います。
さて、本日は国際交渉勉強会RtCがありました。
ひとつは「政治と科学―IPCCをめぐる議論」ということで、
国際交渉における政治と科学の関係、特に常にある程度の
不確実性をもつ科学的知見をもとに社会的合意をするには、
どのような政治的意思決定が必要になるのか、IPCCの科学的
知見をどのように受け止めるべきかといったことを議論
しました。
んーやはり政策決定に際しては、科学に不確実で検討の
部分が残されている状態でも、主観的・価値判断的な
判断を迫られる場合がありうるのかな、でもそのへんの
微妙な判断は具体的にどんな基準でできるんかなという
印象でした。
もうひとつは、外務省のページで告知されている、
国際問題討論会2010の論題について意見交換しました。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/daigakusei2010.html)
「日本政府は、すべての主要国による、公平かつ実効性のある国際的な枠組みの構築と意欲的な目標の合意が得られなくても、2020年に1990年比で温室効果ガス25%削減に向けた措置を講じるべきである。」
という論題の是非を考えて話し合ったわけです。この論題は、
要するに、「前提条件つき25%公約」から、前提条件の部分を
とっぱらうということなんやろうと思います。
外交交渉上、前提条件をつけた方が、米国中国に対して
効果的にプレッシャーを与えられるんじゃないかとか、
前提条件とっぱらって先行的に大規模削減に取り組んだ方が、
技術革新等で先行者の利益を得られるんじゃないかとか、
いろんな意見がでました。
次期枠組み交渉の行方がとんと読めない状況ですので、
結局のところよくわからんのですが、いろんなことを
考えてみるのはなかなか楽しいことやと思います。
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